関節リウマチ
関節リウマチ

関節リウマチとは、本来は身体を守るために働く免疫に異常が起こり、自分自身の組織を攻撃してしまう自己免疫疾患のひとつです。関節の内側にある「滑膜(かつまく)」に炎症が生じ、朝のこわばり・痛み・腫れなどの症状が現れます。
進行すると、軟骨や骨が破壊され、関節の変形や機能障害につながり、変形が戻らないケースもあるため、早期の診断と治療がとても重要です。
発症や悪化の要因として、喫煙・歯周病などの環境因子が関与することが指摘されていますが、まだ完全には解明されていません。
免疫の異常が起こると、関節に炎症物質(サイトカイン:TNFα、IL-6など)が増え、滑膜が厚くなったり、炎症が持続したりします。さらに炎症が悪化すると、破骨細胞が過剰に働き、軟骨や骨が壊されていくことで、関節の破壊が進みます。
男女比では女性に多く、好発年齢は40〜60代ですが、近年は早期診断の技術向上により男性の患者が増えているほか、高齢化に伴い80〜90代での発症も増加しています。しかし、こうした最新の知見が一般の医療機関では十分に認識されていないこともあり、「高齢者や男性では関節リウマチが少ない」という誤解から見逃されてしまうケースもあります。
関節リウマチはかつて「完治の難しい病気」とされてきましたが、現在は抗リウマチ薬や生物学的製剤など治療法が大きく進歩し、適切な治療を早期に開始することで、炎症をしっかりと抑え、関節の破壊を防ぎ、寛解(症状がほとんどない状態)をめざすことが可能になっています。
関節の痛み、腫れ、朝のこわばりなど、少しでも気になる症状があれば、どうぞお早めにご相談ください。
なむら内科クリニックの
関節リウマチの診療
関節リウマチの診療では、診断と病勢(炎症の強さ)の正確な評価が極めて重要です。評価が不十分なまま治療を進めると、薬の選択や治療方針にずれが生じることがあります。そのため当院では、
など多角的な情報を総合して診断しています。
また、リウマチでは関節以外に、肺・心臓・腎臓・肝臓などの臓器障害に注意が必要で、治療薬の調整にも影響します。当院では、リウマチ専門医・指導医として豊富な経験を持つ院長が、必要な検査を過不足なく行いながら治療を進めるため、安心して診療を受けていただけます。
ご自身の病状をより分かりやすく理解していただくために、当院では独自のリウマチ病勢評価シートを活用しています。
生活の中で現れている症状や痛みの程度を一緒に確認しながら、
を把握し、今後の治療方針を患者様と一緒に考える診療を心がけています。
関節リウマチの診断や経過観察では、血液検査と画像検査の両方が欠かせません。
当院では、上記の検査を院内迅速検査で当日中に結果説明が可能です。
別日での結果説明をご希望の場合も対応しています。
これらの免疫検査は、診断時や治療内容を大きく変更する際に実施し、後日検査結果をご説明します。
当院では、精密な関節超音波機器を導入しています。
近隣では導入されていない精度の高いエコー検査で、リウマチ診療の質を大きく高めています。
関節や骨の状態を把握し、病気の進行度を判断します。
関節リウマチの患者様は、病気そのものやステロイド治療により骨粗鬆症になりやすい傾向があります。当院では総合病院と同様の、精密な骨密度検査機器を導入しており、必要に応じて速やかに評価・治療を行います。
当院では、リウマチ専門医・指導医として豊富な経験を持つ院長が、最新の治療方法を用いて診療しています。
最新薬剤も含め幅広い治療選択肢を用意しています。
特に重要なのは、治療前の治療薬の適応と治療中のメンテナンス(副作用管理・臓器評価・病勢コントロール)です。
肝臓・腎臓などの臓器機能は薬剤選択に直結し、経過中に関節リウマチとは関係のない別の病気にかかることもあります。
また、治療薬によっては、悪性腫瘍を悪化させたり、心不全を起こしうる薬剤があります。
そのため、治療開始前のレントゲンや心臓超音波検査が推奨されていることは、ガイドラインでも明記されています。しかしながら、あまりそういった治療前検査もされずに、治療を始められている病院が多いことも事実です。
当院では、院内迅速血液検査によって当日に結果を把握できるため、最適な治療調整がその場で可能であり、治療開始前には、レントゲンや精密な超音波検査にて、全身状態を把握後に治療を開始します。他院で「結果説明が後日で不便」「治療の調整が遅れるのが不安」という場合も、ぜひご相談ください。
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